FC東京!好きで悪いか!!

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2009.06.08 Monday

アルバムリリース

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    今回のエントリーは個人的な大宣伝!

    自分のソロアルバムがiTunesストアから配信された。音楽を仕事にはしていないが、コツコツと何年もかかって作り貯めたものが形になった。ユニット名は自分の個人名ではなく【MELANCHOLICIA】。何曲か女性ボーカルが入っているが、それ以外の作編曲、演奏、録音、プログラミング、エンジニアリングを総て一人で行ったアルバムである。それほど実験的ではないが、ポップスとは対極にある音作りで余り一般受けはする音ではない。いわゆる昔のヨーロッパ系プログレッシブロックの様な感じで、はっきり言ってマニアック。しかし、これが自分の音。

    と言う事で、不可思議な音がお好きな方は試聴をどうぞ。

    iTunesストアで試聴する


    2008.10.22 Wednesday

    【Live in Gdansk / David Gilmour】

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      音楽に関しては思い入れがあり別ブログを作るつもりだったのだが、結局ダラダラしていて機を逸してしまった。と言う事で、これからはこのブログでも、たま〜〜〜に音楽の話題も書いていく・・・かもしれない。


      先日、David Gilmour、ピンクフロイドのギタリストの新作「Live in Gdansk」の初回限定版CD×3、DVD×2、付録多数、と言うお化けセットを大枚をはたいて購入した。ピンクフロイドは自分が中学生の頃の神様であった。回りはフォークソングブーム、自分も少なからずその渦中にいたわけではあるが、いわゆる「プログレ」と呼ばれる範疇の音楽にどっぷり浸かっていた。その頃の「プログレ」は今とは随分と異なり、真の意味での「Progressive Rock」に近い実験的な音楽も多く、実に個性的なバンドがたくさん存在した。その中でもピンクフロイドは、どちらかというと「実験的」という意味では比較的穏やかな路線を歩んでいたが、非常に強烈な個性と斬新なアイディア、優れた楽曲センスに裏打ちされた実力派バンドだった。中高生の間では聞いている人間はあまり多くなかったが、自分は乏しい小遣いを貯めては、日本では聞けないライブ音源を収めた海賊版を輸入盤屋に漁りに行ったりもしていた時代だった。

      そのピンクフロイドのギタリスト、David Gilmourの新作である。自分の人生の半分以上の時間を一緒に過ごしてきたバンドであり、非常の思い入れのあるバンドである一方で、自分の嗜好や生活パターンの変化もあり一時期聞かないでいたこともあった。それがiPodの出現により、自分の持っているCDやLPレコードの多くををいつでもどこでも聞ける状態になり、それでまたここ数年随分聞くようにもなっていた。

      自分は泣きそうになってしまった。

      凄い演奏だった。確かに少し前にリリースされた同様のツアーからのDVD「Live at the Royal Albert Hall: Remember That Night(邦題:覇響)」と収録曲目はほぼ同じで、目新しさという点では乏しいと言わざるを得ない。しかしそんな文句などどこかに飛んで行ってしまうような演奏だ。

      普通、長く活動を続けているグループというのはほぼ二つに分類される。『昔の名前で出ています』という感じで、非常にリラックスして聞けるものの、昔を懐かしむことを主にしているような場合が一つ。これはこれで否定はしない、自分としても楽しめる時もある。そしてもう一つは『年とともに技量が上がり』『音楽が洗練されてきた』というような理由で、大衆迎合的なつまらない音楽に変容していくグループ。正直なところ、昔は輝いていたのだが今の音は腐りきっているという場合だ。

      ところがこのDavid Gilmourの作品はそのどちらでもなかった。新作だけでなく、それこそ30年以上前の楽曲も演奏しているというのにだ。これまで自身が築いてきた確固たる基盤の上で、懐古趣味に陥るでもなく自らの音楽を磨き続け、そして無用な力は抜けているにもかかわらず、野太さと緊張感と鋭さを全く失っていない。非常に穏やかな自信に溢れている。とても暖かく、とても深く、そして珠玉のロマンティシズムに満ちている音だ。自分が生きている時にこの音に出会えて本当に幸せだと感じさせてくれた音であった。大げさでもなんでもない。このフルセットは決して安くない買い物であったが、自分にとってはその金額を遙かに超える価値のあるものであった。

      今回敢えてこんな文をブログに書いたのは、少し前に非常に悲しい話を知ったからでもある。このDavid Gilmourのツアーに参加していた、やはりピンクフロイドのキーボードプレーヤー、Richard Wrightが癌で他界した。65才だった。「覇響」でのRichardへのスタンディングオベーション(この時のDavid Gilmourの紹介の言葉も忘れられない。一言シンプルに『And of course.... Mr. Richard Wright』)、そしてこの「Live in Gdansk」での鳴り止まない観客のRichardコール・・・彼の演奏はもう聞く事が出来なくなってしまった。実質この「Live in Gdansk」が彼の追悼盤になってしまったことは残念でたまらない。

      しかしながら、そういうサイドストーリーの有無にかかわらず、本作品が素晴らしいものであることに異論をはさむ余地は全くない。最近は本作と「覇響」、そしてピンクフロイドの旧作が自分のヘビーローテーションとなっている。ここしばらくはDavid Gilmour、そしてPink Floyd三昧の日々が続きそうだ。

      <追記>このLive in Gdanskの映像の一部はDavid Gilmourの公式サイトで見ることが出来る。個人的にはここに無い曲の方にお勧めが沢山あるのだが・・


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